介護ロボット補助金2026:制度の全体像と対象機器
介護ロボットは、移乗・移動支援・排泄支援・見守り・コミュニケーション支援など介護業務を支援する機器・システムです。2026年現在、介護ロボットへの補助金は「介護ロボット導入支援事業(厚生労働省)」「省力化投資補助金(カタログ型)」「地域医療介護総合確保基金(都道府県)」が主な申請ルートです。
介護ロボット補助金 主要制度2026
介護ロボット導入支援(厚労省)
最大750万円
省力化投資補助金
最大1,500万円
都道府県補助(地域基金)
10〜100万円/台
申請窓口
都道府県窓口・GビズID
介護業界は人材不足が最も深刻な業種の一つです。2040年には介護人材が約69万人不足すると推計されており、介護ロボット導入による業務効率化は国の最優先施策となっています。フィジカルAI補助金の全体像はフィジカルAI補助金完全ガイドをご参照ください。
介護ロボットの種類と補助金の対応
| 介護ロボットの種類 | 主な用途 | 費用目安 | 主な補助金 |
|---|---|---|---|
| 移乗支援ロボット | ベッド⇔車いす間の移乗介助の省力化 | 50〜200万円 | 介護ロボット導入支援・都道府県補助 |
| 移動支援ロボット(歩行補助) | 歩行訓練・院内移動の補助 | 30〜150万円 | 介護ロボット導入支援・都道府県補助 |
| 排泄支援ロボット | 自動排泄処理・おむつ交換補助 | 40〜180万円 | 介護ロボット導入支援・都道府県補助 |
| 見守り支援ロボット(AIセンサー) | 転倒・異常行動検知・睡眠見守り | 10〜80万円/部屋 | 介護ロボット導入支援・省力化投資補助金 |
| コミュニケーションロボット | 認知症ケア・孤独感軽減・レク支援 | 20〜100万円 | 介護ロボット導入支援 |
| パワーアシストスーツ(介護向け) | 腰痛防止・重い利用者の移乗補助 | 30〜150万円/着 | 介護ロボット導入支援・省力化投資補助金 |
介護ロボット導入支援事業(厚生労働省):最も使いやすい補助金
厚生労働省の「介護ロボット導入支援事業」は、介護事業者が介護ロボットを導入する際の費用を補助する制度です。都道府県を通じた申請で、導入後の効果測定・研修も支援されます。
介護ロボット導入支援事業の補助内容
| 支援項目 | 内容 | 補助額目安 |
|---|---|---|
| 介護ロボット機器本体 | 移乗・移動・排泄・見守り・コミュニケーション支援機器 | 購入費の1/2〜3/4 |
| 環境整備費 | 機器導入に伴う通信環境・設備整備 | 導入費の一部 |
| 研修費 | スタッフへの使い方・効果的な活用研修 | 上限あり |
| 効果測定支援 | 導入効果の測定・データ収集サポート | 補助金に含む |
申請窓口:介護ロボット導入支援事業は都道府県(介護保険担当部署)への申請が必要です。省力化投資補助金(経済産業省系)とは別制度のため、公募スケジュール・申請書類が異なります。
介護ロボット導入支援事業の申請フロー
- 都道府県の公募情報を確認:各都道府県の介護保険担当部署のウェブサイトで公募スケジュールを確認
- 対象機器・メーカーの確認:厚生労働省が公表する「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」の対象機器リストで確認
- 見積書取得・申請書類準備:メーカー・販売店から見積書を取得し、都道府県所定の申請書類を作成
- 都道府県へ申請:申請書類を都道府県窓口へ提出(予算枠があるため早めの申請を推奨)
- 交付決定後に発注・導入
- 効果測定・実績報告
省力化投資補助金カタログ登録の介護関連ロボット:対象機種
省力化投資補助金(経産省)のカタログ型でも介護関連のロボット・システムが登録されています。特に見守りセンサー・コミュニケーションロボット・移乗補助機器がカタログ登録されています。
カタログ登録主要介護ロボット機種一覧
| メーカー | 機種名 | 種別 | 費用目安 | 補助金(1/2)目安 |
|---|---|---|---|---|
| CYBERDYNE(サイバーダイン) | HAL® 介護・自立支援用 | 移動支援(歩行補助) | 150万円/台 | 75万円/台 |
| パナソニック | ロボティックベッド | 移乗支援 | 200万円 | 100万円 |
| FUJI(富士機械) | らくっとシリーズ | 移乗支援ロボット | 120万円 | 60万円 |
| 東芝インフラシステムズ | AwareSee(見守りシステム) | AI見守りセンサー | 50万円〜 | 25万円〜 |
| ユカイ工学 | LOVOT(コミュニケーション) | コミュニケーションロボット | 30万円〜 | 15万円〜 |