この記事の結論
「AgiBot A3 補助金」で調べている中小企業・イベント事業者の担当者向けに、まず結論からお伝えします。AgiBot A3は身長173cm・重さ55kgのフルサイズヒューマノイドで、舞台演出・展示案内・受付といった商業サービス向けの用途が公式に示されています。
AgiBot A3は補助金の対象になる?【結論】
「AgiBot A3 補助金」で調べている中小企業・イベント事業者の担当者向けに、まず結論からお伝えします。AgiBot A3は身長173cm・重さ55kgのフルサイズヒューマノイドで、舞台演出・展示案内・受付といった商業サービス向けの用途が公式に示されています。受付案内や展示ガイドなど具体的な業務での省力化効果を説明できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)の対象になり得ます。ただし、A3のような汎用ヒューマノイドは「何の作業をどれだけ省力化するか」の説明が審査上のハードルになりやすく、対象になるかは事業内容次第です。
AgiBot A3 補助金活用の結論
①使える可能性がある制度は、革新的な新製品・新サービス開発を伴う場合の「ものづくり補助金」と、人手不足解消の具体的な業務がある場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」。中小企業庁の製品カタログに汎用ヒューマノイドの区分は無いため「カタログ注文型」は対象になりにくいと考えられます。②日本での入手状況は、公式サイトに価格の記載が無く問い合わせ対応で、日本円建ての公式価格や国内正規販売は確認できませんでした。③補助金は交付決定後の購入が前提のため、審査や採否を待つ間はレンタルで実機を検証する選択肢があります。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
A3は2026年4月にAgiBot(智元機器人)が発表したヒューマノイドで、マグネシウム合金・チタン合金・柔らかいTPU素材による軽量化、10秒でのバッテリー交換、100台以上の群制御などが特徴です。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。
AgiBot A3とは:公式スペックと入手状況
AgiBot A3は、2026年4月17日のパートナー会議でAgiBotが発表したフルサイズのヒューマノイドロボットです。身長173cm、重さ55kgで、マグネシウム合金・チタン合金・柔らかいTPU素材を使って軽量化し、出力重量比は0.218kW/kgで宙返りなどの動きをこなすとしています。2つのバッテリーパック(合計1,152Wh)で最長10時間動き、10秒で交換できるため24時間の連続運用も可能です。UWBによる測位を標準で備え、100台以上をそろえて動かせる群制御に対応します。肩の触覚センサーや360度の集音マイクで対話にも対応し、5G通信も内蔵します。2026年7月には、自由度51・片腕可搬重量5kgの上位版「A3 Ultra」(身長1.74m、60kg、NVIDIA Thor搭載)も発表されました。
AgiBot A3 公式スペック(2026年9月27日確認)
下表は公式サイト・発表資料で確認できた項目の一覧です。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表日 | 2026年4月17日(パートナー会議で発表) | PR Newswire |
| 出力・出力重量比 | 最大電流150A・出力12kW、出力重量比0.218kW/kg | AgiBot公式サイト |
| 測位・群制御 | UWB(単体精度±10cm未満)、100台以上の群制御 | AgiBot公式サイト |
| 通信 | 5Gデュアルモジュール(デュアルSIM対応) | AgiBot公式サイト |
| 対話機能 | 肩の触覚センサー、360度集音マイクアレイ | AgiBot公式サイト |
| 耐久性 | 92項目の自動車グレード試験に合格、設計寿命最大3年 | AgiBot公式サイト |
| 上位版A3 Ultra | 自由度51、片腕可搬重量5kg、NVIDIA Thor搭載、身長1.74m・60kg(2026年7月発表) | AgiBot公式発表記事 |
| 価格 | 公式サイトに記載なし(問い合わせ対応) | AgiBot公式サイト |
| 日本円建て価格・国内正規販売 | 公式サイト上で確認できず | AgiBot公式サイト(確認できず) |
公式サイトの製品ページには、名前・電話番号・会社名・国・メールアドレスを入力する問い合わせフォームがあるのみで、価格の表示や直接購入できるページへのリンクは確認できませんでした。日本での正規販売代理店の告知も確認できませんでした。
AgiBot A3の導入に使える可能性がある補助金【2026年】
A3のような汎用ヒューマノイドは、配膳ロボットや無人搬送車のように用途が固定された機種と比べ、対象になり得る制度は事業内容次第で変わります。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
ものづくり補助金:新サービス開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。単にA3を導入するだけでは対象外で、A3を使って新しい演出・接客サービスを作り出す事業計画が必要です。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):受付・案内業務の省力化効果の説明が前提
一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援する、オーダーメイド性のある枠です。A3を使って置き換える具体的な業務(受付案内、展示ガイド、舞台演出の代替など)と、その省力化効果を数値で説明できるかが審査のポイントになります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00、採択発表は2027年2月上旬を予定しています。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・203件)を確認したところ、清掃ロボット・配膳ロボット・パレタイズロボット・無人搬送車・パワーアシストスーツなど特定作業に特化した区分はあるものの、汎用ヒューマノイドに該当するカテゴリは見当たりませんでした。登録製品一覧(list.csv)でも「AgiBot」の登録は確認できませんでしたが、このファイルは2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していない点に注意してください。ライブの検索ポータル(portal.shoryokuka.smrj.go.jp)は本記事の作成環境からは実地検索ができず、この点は確認できていません。対象カテゴリ自体が無いことから、A3がカタログ注文型の登録製品になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の補助率・上限額などの詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。