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LYNX M20の補助金2026|使える制度

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この記事の結論

「LYNX M20 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。LYNX M20は中国・杭州のDEEP Robotics(云深処科技)が2025年5月に発表した、脚の先に車輪を備えた車輪脚(車輪付き四足)ロボットで、電力設備点検・救助・消防・物流・調査といった業務用途に特化しています

LYNX M20は補助金の対象になる?【結論】

「LYNX M20 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。LYNX M20は中国・杭州のDEEP Robotics(云深処科技)が2025年5月に発表した、脚の先に車輪を備えた車輪脚(車輪付き四足)ロボットで、電力設備点検・救助・消防・物流・調査といった業務用途に特化しています。設備点検や巡回警備での省力化効果を具体的に説明できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金の対象になり得ます。ただし価格が非公表であることに加え、中小企業庁の製品カタログには四足・車輪脚ロボットに該当する区分が確認できないため、カタログ注文型の対象にはなりにくいと考えられます。特定の採択や補助額を保証するものではありません。

LYNX M20 補助金活用の結論

①使える可能性がある制度は、点検・巡回・救助業務の省力化効果を具体的に説明できる場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」と、新しい点検・調査サービスの開発を伴う場合の「ものづくり補助金」。省力化投資補助金のカタログ注文型は、対象カテゴリ自体が確認できず対象になりにくいと考えられます。②日本での入手状況は、公式サイトに価格の記載が無く、日本国内での正規販売や日本円建て価格は確認できませんでした。③価格や納期が固まる前の段階では、レンタルで実機を検証する選択肢があります。

LYNX M20は2025年5月10日にDEEP Roboticsが発表した、世界初をうたう産業用車輪脚ロボットで、発表と同時に世界向けの予約受付を開始しています。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。

LYNX M20とは:公式スペックと入手状況

DEEP Robotics(云深処科技)は中国・杭州の四足ロボットメーカーで、LYNX M20はその産業用ラインナップに2025年5月10日に加わった中型の車輪脚ロボットです。車輪による高速移動と脚による段差越えを組み合わせ、山道・湿地・がれき・トンネルや配管内などでの電力設備点検、緊急救助、消防、物流、調査に使うことを想定しています。後脚を逆向きに曲げる形態と全脚を肘向きにする形態を切り替えられ、幅50cmの通路を通過でき、高さ80cmの単段差を越えられます。バッテリーはホットスワップ式で、96ラインのLiDARを2基搭載し全方位の障害物回避と自律ナビゲーションに対応しています。

DEEP Robotics LYNX M20 公式スペック(2026年9月27日確認)

寸法・重量820×430×570mm(立位)/35kg
積載有効15kg/最大50kg
防塵防水・耐温度IP66/-20〜55℃
価格非公表(要見積)

下表は公式サイトで確認できた項目の一覧です。

項目内容出典
発表時期2025年5月10日(発表と同時に世界向け予約受付を開始)DEEP Robotics公式サイト
稼働時間・航続距離無積載3時間・15km、15kg積載2.5時間・12km。バッテリー1本あたり充電1.5時間、ホットスワップ対応DEEP Robotics公式サイト
移動性能試験最高速度5m/s・運用最高速度2m/s、連続階段25cm、単段差80cm、最大斜面45°、通路幅50cm通過可DEEP Robotics公式サイト
センサー・演算96ラインLiDAR×2(360°×90°)、広角カメラ×2、8コア64bit産業用プロセッサ(16GB+128GB)を複数搭載DEEP Robotics公式サイト
想定用途電力設備点検、緊急救助、消防、物流、調査DEEP Robotics公式サイト
価格公式サイトに記載なしDEEP Robotics公式サイト(確認できず)
日本円建て価格・国内正規販売公式サイト上で確認できずDEEP Robotics公式サイト(確認できず)

公式サイトにはLYNX M20のほか、より小型の「LYNX S10」も掲載されています。いずれも「Contact Sales」からの問い合わせが入口で、日本国内の正規販売代理店の告知は確認できませんでした。なお、発表記事は本体重量を33kgと記載する一方、製品ページの仕様表は35kgとしており、記載が食い違うため本記事では製品ページの35kgを採用し、この食い違いがある旨を記録しています。

LYNX M20の導入に使える可能性がある補助金【2026年】

LYNX M20は電力設備点検・救助・消防・物流・調査という具体的な業務用途を持つ産業用ロボットです。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。

制度補助率補助上限額2026年9月27日時点の公募状況
ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠)中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ)23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載
ものづくり補助金(グローバル枠)中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3従業員規模の区切り無しで3,000万円同上
中小企業省力化投資補助金(一般型)中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円)第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定)
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)1/2以下従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ)随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ

※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。

中小企業省力化投資補助金(一般型):点検・巡回業務の省力化効果の説明が前提

一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援する、オーダーメイド性のある枠です。LYNX M20で置き換える具体的な業務(電力設備の巡回点検、危険区域の調査など)と、その省力化効果(削減できる点検人員・時間)を数値で説明できるかが審査のポイントになります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00、採択発表は2027年2月上旬を予定しています。

ものづくり補助金:新しい点検・調査サービスの開発を伴うなら候補になる

ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。単にLYNX M20を導入して既存の点検業務を代替するだけでは対象になりにくく、LYNX M20を使って新しい点検・調査サービスや業務プロセスを作り出す事業計画が必要です。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。

中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い

カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・202件)を確認したところ、設備点検用の小型ドローンの区分はあるものの、四足歩行や車輪脚ロボットに該当するカテゴリは見当たりませんでした。対象カテゴリ自体が無いことから、LYNX M20がカタログ注文型の登録製品になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。なお、登録製品一覧(list.csv)は2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していないため、この確認には使っていません。

中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行

「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の補助率・上限額などの詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。

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用途別:どの制度を検討するか

LYNX M20は用途がある程度定まった産業用ロボットです。下表は用途ごとの考え方の整理です。

用途・業種候補となる制度注意点
電力設備・プラントの巡回点検中小企業省力化投資補助金(一般型)投資効果(削減できる点検人員・時間)を数値で説明する事業計画が必要
災害救助・消防での調査業務中小企業省力化投資補助金(一般型)/ものづくり補助金公共性の高い用途は自治体・消防の予算スキームも別途あり得るため、本サイトが扱う中小企業向け補助金以外の制度も確認が必要
新しい点検・調査サービスの開発ものづくり補助金単なる設備導入は対象外。新製品・新サービス開発を伴う事業計画が必要
大学・公的研究機関での研究用途本サイトが扱う中小企業向け補助金の対象外科学研究費助成事業(科研費)や所属機関の設備整備予算が候補。詳細は所属機関に確認
個人・家庭用途対象外事業用途でなければ、中小企業向け補助金は基本的に使えません

なお、脚の先に車輪を持つ機種としてはユニツリーのB2-WやA2-Wもあり、LYNX M20を検討する際の比較対象になります。

補助金の前にレンタル・リースで試す

補助金は「採択されるか分からない」「入金は事業実施後」という不確実性とタイムラグがあります。LYNX M20のように価格が非公表の機種は、見積り自体に時間がかかることもあるため、まずレンタル・リースで実機を検証してから、本格導入時に補助金を組み合わせる進め方が現実的です。

レンタル・リースの補助対象可否は個別の公募要領によって異なります。本記事は一般的な整理であり、契約内容や税務上の取り扱いは税理士・専門家にご確認ください。

申請の進め方と注意点

1
GビズIDプライムアカウントの取得
ものづくり補助金・中小企業省力化投資補助金とも電子申請にGビズIDプライムが必要です。発行に時間がかかるため早めに準備します。
2
導入目的と省力化効果の整理
LYNX M20で何の点検・巡回業務をどれだけ省力化するか、または新しい点検サービスにどうつながるかを数値で整理します。事業計画の核になります。
3
見積書の取得と専門家への相談
価格が非公表のため、まず公式サイトの「Contact Sales」から見積りを取得し、認定経営革新等支援機関など申請実績のある専門家に事業計画の作り方を相談すると近道です。
4
公募要領の確認と電子申請
最新の公募要領で対象経費・スケジュールを確認し、Jグランツ等の電子申請システムから申請します。

申請前に必ず確認したいこと

  • 交付決定前に発注・購入した機器は補助対象外になります。採択・交付決定を待ってから発注してください。
  • LYNX M20は中小企業省力化投資補助金のカタログ注文型に対応するカテゴリが確認できていないため、一般型やものづくり補助金での申請には具体的な省力化効果や新サービス開発の説明が求められます。
  • 価格が非公表のため、見積りの取得自体に時間がかかる可能性があります。
  • 補助率・補助上限額・公募スケジュールは公募回ごとに変わります。必ず最新の公募要領を確認してください。

出典・参考情報

最終更新日: 2026年9月27日。補助金の制度内容・補助率・上限額・公募スケジュールは変更される場合があります。必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は一般的な情報整理であり、特定の機種の採択や補助額を保証するものではありません。

よくある質問(FAQ)

A公式サイトに価格の記載は無く、構成や用途によって見積もりとなります。日本円建ての公式価格や日本国内での販売価格は本記事作成時点(2026年9月27日)で確認できていません。
A2025年5月10日に発表され、同時に世界向けの予約受付が始まりました。日本国内の正規販売代理店の告知は確認できていません。入手をご希望の場合は公式サイトの「Contact Sales」から問い合わせるか、レンタルでの実機確認をご検討ください。
A電力設備点検や巡回警備など具体的な省力化業務があるなら中小企業省力化投資補助金(一般型)、新しい点検・調査サービスの開発を伴うならものづくり補助金が候補です。中小企業庁の製品カタログには四足・車輪脚ロボットに該当するカテゴリが確認できず、カタログ注文型は対象になりにくいと考えられます。特定の採択を保証するものではありません。
A脚の先に車輪があるため、平地では車輪で速く移動し、80cmまでの段差は脚で越えられます。ユニツリーのB2-WやA2-Wも同様に脚の先に車輪を持つ製品です。
A多くの補助金は購入(取得)を前提とした制度です。リース・レンタルが補助対象になるかは制度・申請枠によって異なります。一方で、価格が非公表で見積りに時間がかかる場合、まずレンタル・リースで実機を検証する手段は有効です。組み合わせ方は専門家にご相談ください。
A本記事で扱う補助金は中小企業・小規模事業者など事業者向けの制度です。事業用途でなければ、これらの補助金は基本的に対象外です。個人利用を検討する場合は、公式サイトからの問い合わせまたはレンタルでの導入になります。
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本記事の監修

齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。

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