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EngineAI T800の価格・補助金|公式仕様と日本発売の確認

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この記事の結論

EngineAI T800は、中国・深圳のEngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(众擎机器人)が開発・販売する汎用ヒューマノイドロボットです。本記事作成時点(2026年9月16日)でEngineAI公式サイト(en.engineai.com.cn)の製品ページを確認したところ、T8

EngineAI T800とは:実在する中国製ヒューマノイド、公式仕様・価格を確認【2026年9月16日時点】

EngineAI T800は、中国・深圳のEngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(众擎机器人)が開発・販売する汎用ヒューマノイドロボットです。本記事作成時点(2026年9月16日)でEngineAI公式サイト(en.engineai.com.cn)の製品ページを確認したところ、T800は実在する製品であり、身長173cm・4種類のエディション・米ドル建ての公式価格が明記されていました。一方、本サイトの旧記事にあった「身長176cm/体重63kg/41軸」「想定価格150〜250万円(推定)」という記載は、EngineAI公式サイトのいずれのページにも一致する数値がなく、出典不明の推測値でした。

この記事でわかること(要約)

  • EngineAI T800は実在する製品です——開発元はEngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(深圳・2023年10月設立)。公式サイトに専用の製品ページがあり、CES 2026(2026年1月13日)で発表、2026年5月22日には量産1号機が生産ラインから出荷されたと公式ニュースに掲載されています
  • 価格は公式に米ドル建てで公表されています——Basic Edition 40,500ドル/Open Source Edition 54,000ドル/Pro Edition 63,000ドル/Max Edition 80,800ドル(2026年9月16日確認)。旧記事の「150〜250万円」という推測値の3〜5倍でした
  • 身長は全エディション共通で173cm、体重は75〜85kg——旧記事の「176cm/63kg」は公式サイトのどこにも一致しません
  • 自由度(DOF)はエディションで異なり、旧記事の「41軸」という単一の数値は公式には存在しません——Basic/Open Sourceは総自由度25(デクスタラスハンドなし)、Pro Editionは29+デクスタラスハンド14=43、Max Editionは32+14=46です
  • 日本向けの正規販売・代理店の公式発表は確認できません——製品ページの「Buy Now」ボタンは中国国内ECサイト京東(JD.com)の検索結果に遷移し、購入導線は中国国内向けです

本記事は2026年9月16日時点でEngineAI公式サイト(en.engineai.com.cn・www.engineai.com.cn)と中小企業庁関連の補助金公式ポータルをcurlで直接確認して作成しています。情報は変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

EngineAI T800の公式スペック:身長・自由度・可搬重量(メーカー公式サイト確認)

EngineAI公式サイトの製品ページ(en.engineai.com.cn/product-t800.html)に掲載されている「Core Parameters」の記載内容を、2026年9月16日時点でそのまま整理したものです。数値は英語版・中国語版の両方で一致することを確認しています。

項目公式記載
身長173cm(全エディション共通)
体重75kg〜85kg(エディションにより異なる)
最大関節トルク450N・m
ハードウェア上の移動速度上限3m/s以上(≥3m/s)
下腿+大腿長91cm
腕長60cm
関節タイプ遊星歯車方式(Pro/Max Editionは遊星歯車+リニア力制御を併用)
関節エンコーダアブソリュート方式デュアルエンコーダ
バッテリー標準:三元系リチウム電池(満充電71.4V・20Ah、充電2.5時間)/オプション:全固体電池(満充電74.8V・40Ah、充電3時間)
バッテリー稼働時間4〜5時間(脚部関節のアクティブ冷却により高負荷時も持続)
通信モジュールWi-Fi+Bluetooth+USB+LAN
知覚センサーBasic EditionはIntel製深度カメラ、Open Source/Pro/Max Editionは独自方式(ステレオビジョン+LiDAR、Intel等と互換のオープンな視覚ハードウェアインターフェース対応)

出典:EngineAI公式サイト「T800」製品ページ(en.engineai.com.cn/product-t800.html・2026年9月16日確認)。中国語版(www.engineai.com.cn/product-t800.html)も同日確認し、身長173cm・体重75〜85kg・自由度29(デクスタラスハンド除く)の記載が一致することを確認しています。

<dfn title="ロボットの関節が独立して動かせる方向の数。数値が大きいほど複雑で人間に近い動作が可能になる">自由度(DOF)</dfn>はエディションで異なる——「41軸」という単一の数値は公式には存在しない

旧記事は「関節自由度41軸」という単一の数値を全エディション共通のスペックとして紹介していましたが、EngineAI公式サイトの仕様表を確認すると、自由度はエディションごとに次のように異なります。デクスタラスハンド(多モーダル対応の器用な手)が搭載されるのはPro EditionとMax Editionのみで、Basic EditionとOpen Source Editionはデクスタラスハンドの自由度が「0」、つまり非搭載と明記されています。

エディション胴体・腕・脚の自由度片手あたりの自由度総自由度
Basic Edition250(デクスタラスハンド非搭載)25
Open Source Edition250(デクスタラスハンド非搭載)25
Pro Edition29729+14(両手)=43
Max Edition32732+14(両手)=46

デクスタラスハンドは、公式サイトの「Multi-modal Dexterous Hand」の説明によると、片手あたり7自由度・可搬重量5kg・触覚センサー内蔵で「精密な把持と柔軟な操作」に対応するとされています。ページ冒頭の「Technical Highlights」で強調されている「29 DOF throughout the body(excluding the dexterous hand)」は、Pro Editionをベースにした代表値と見られます。導入検討時は、必要な作業内容(精密な把持が必要かどうか)に応じてエディションごとの自由度・ハンドの有無を必ず確認してください。

EngineAI T800の価格:4エディションの公式USD建て価格(2026年9月16日確認)

EngineAI公式サイトの製品ページには、T800の価格が4エディション分、米ドル建てで明記されています。参考として、外国為替の公開レート(1ドル=155.0円、2026年9月15日付・Frankfurter API/ECB参照レート)で日本円に換算した概算額もあわせて示しますが、これはあくまで為替レートによる参考換算であり、EngineAIが日本円建ての価格を公式に公表しているわけではありません。実際に日本国内で調達する場合は、輸送費・関税・為替変動リスクが別途発生します。

エディション公式価格(USD)参考円換算(1ドル155.0円)総自由度
Basic Edition40,500ドル約628万円25
Open Source Edition54,000ドル約837万円25
Pro Edition63,000ドル約977万円43(デクスタラスハンド込み)
Max Edition80,800ドル約1,252万円46(デクスタラスハンド込み)

公式サイト自体に通貨表記の揺れがあります

Pro Editionの価格欄(Price(USD)の項目内)には「63,000」に続けて「シャンパンゴールド・50台限定・¥260,000」という注記があります。この「¥260,000」はUSD建て価格の欄の中に記載されているにもかかわらず通貨記号が¥になっており、人民元(CNY)建てなのか他の通貨なのか公式サイト上で明記されていません。本記事では原文表記をそのまま引用するにとどめ、独自の通貨解釈・円換算は行いません。

「Buy Now」ボタンは、T800については中国の大手ECサイト京東(JD.com)での「众擎机器人T800」検索結果ページへのリンクになっており、代金決済や配送先設定を含む具体的な購入フローは確認できませんでした。なお、同じ公式サイトの「Product Purchase(製品購入)」ページで即時購入ボタンが用意されているのは、本記事作成時点でPM01(188,000元)とSA01(42,000元)の2機種のみで、T800は含まれていません。

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EngineAI T800は日本で買えるのか:公式発表の確認結果【現状は未確認】

2026年9月16日時点で確認できること

  • EngineAI公式サイト(英語版en.engineai.com.cn・中国語版www.engineai.com.cn)を確認した範囲で、日本向けの正規販売・代理店契約に関する発表は一件も見つかりませんでした
  • 「Contact Us」ページに記載の連絡先はすべて深圳市の住所・中国国内電話番号(0755-26999080)で、日本法人・日本語窓口の記載はありません
  • T800の「Buy Now」導線は中国国内ECサイト京東(JD.com)の検索結果への遷移のみで、海外発送や日本語決済に関する記載はありません
  • 「engineai.jp」など「.jp」ドメインでのEngineAI関連サイトは本記事作成時点で名前解決できず、存在を確認できません

EngineAI公式ニュースページ(ENGINEAI NEWS)では、2026年1月13日に「CES 2026でT800を発表」、2026年5月22日に「T800量産1号機が生産ラインから出荷され、1万台規模の量産出荷に向けた新たな一歩」という発表がありましたが、これらの記事にも日本市場に関する言及は確認できませんでした。「EngineAI T800 日本発売」「EngineAI T800 正規代理店」といった見出しの記事・広告を見かけた場合は、必ずEngineAI公式サイトでの裏付けを確認してください。

開発元EngineAI Roboticsとは:会社概要・他の製品ラインナップ

EngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(中国語表記:众擎机器人)は、広東省深圳市に本社を置くロボティクス企業です。公式サイトの会社概要ページによると、2023年10月に設立され、清華大学・香港大学・カリフォルニア大学バークレー校・カーネギーメロン大学・チューリッヒ工科大学など国内外の主要研究機関出身のメンバーが在籍する、脚式ロボット研究の第一世代チームを中心とする企業と説明されています。

項目内容
社名EngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(众擎机器人)
設立2023年10月
本社所在地広東省深圳市南山区 深圳湾創新科技中心 T1棟 2603号室
事業内容ヒューマノイドロボット及び関連製品の研究開発・製造・シーン別実装
主な製品ラインPM01/T800/JS01/SE01/S2(いずれも公式サイトの製品一覧に掲載)
主な受賞歴(公式サイト記載)2024年 高工金球奨(年間ベンチマーク製品)/2025年 フォーブス中国AIテクノロジー企業トップ50 など

出典:EngineAI公式サイト「About ENGINEAI」(en.engineai.com.cn/about-us.html)・「Contact Us」(en.engineai.com.cn/contact-us.html)(いずれも2026年9月16日確認)

海外製ヒューマノイドを補助金で導入する場合のルール(公募要領原文)

EngineAI T800のような海外メーカーの機体を日本の中小企業が補助金を使って導入する場合、まず国内の補助金制度が海外製品をどのように扱っているかを確認する必要があります。ここでは中小企業庁関連の補助金公式ポータルに掲載されている原文を、2026年9月16日時点の記載のまま引用します。

中小企業省力化投資補助金(一般型):海外企業からの調達を明記

中小企業省力化投資補助金には「カタログ注文型」と「一般型」の2つの申請類型があります。T800のようにカタログに登録されていない機体を導入する場合は「一般型」での申請になります。一般型の応募申請・交付申請フローのSTEP4「相見積もり/事業者選定」には、次のように明記されています。

公式サイトの原文(引用)

「(補助金交付候補者として採択後)交付申請手続きの際には、本事業における発注先(海外企業からの調達を行う場合も含む)の選定にあたって、入手価格の妥当性を証明できるよう見積書を取得する必要があります。また、原則として2者以上から同一条件による見積をとることが必要です。」

つまり、海外企業からの調達自体は制度上排除されていませんが、「入手価格の妥当性を証明する見積書」と「原則2者以上の同一条件見積もり」が必要です。EngineAI T800はJD.com経由の購入導線しか確認できず、日本国内に正規代理店が存在しないため、この2者見積もり要件をどう満たすか(EngineAI本社と直接交渉する、貿易代行業者を介するなど)を事前に確認しておく必要があります。

従業員数補助上限額大幅賃上げ達成時
5人以下750万円1,000万円
6〜20人1,500万円2,000万円
21〜50人3,000万円4,000万円
51〜100人5,000万円6,500万円
101人以上8,000万円1億円

補助率は中小企業1/2(大幅賃上げ達成時2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3。事業実施期間は交付決定日から18か月以内(採択発表日から20か月以内)。対象経費は機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費。出典:中小企業省力化投資補助金(一般型)とは https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/about/ ・応募申請/交付申請の流れ https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/flow/ (2026年9月16日確認)

中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):T800が対象にならない理由

もう一方の「カタログ注文型」は、あらかじめ製品カタログに登録された製品のみが補助対象です。カタログの製品カテゴリ一覧(category.csv・2026年9月10日更新・2026年9月16日確認)を確認したところ、全199カテゴリの中に「ヒューマノイドロボット」「人型ロボット」に相当するカテゴリ自体が存在しませんでした。したがって、EngineAI T800はメーカー・製品の個別登録の有無を調べるまでもなく、現行のカテゴリ体系上カタログ注文型の対象にはなり得ません。

従業員数補助上限額(2026年3月19日以降)賃上げ達成時
5人以下200万円300万円
6〜20人500万円750万円
21人以上1,000万円1,500万円

補助率1/2以下。出典:中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)とは https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/about/ ・製品カテゴリ一覧CSV https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/data/category.csv (2026年9月16日確認、Last-Modified 2026年9月10日)

EngineAI T800導入で検討できるその他の国内補助金2026

省力化投資補助金(一般型)以外にも、中小企業向けの設備投資補助金が候補になります。2026年9月16日時点の公募状況を確認しました。

ものづくり補助金:現在の公募状況(23次締切が最新)

「ものづくり補助金」(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、公式ポータル(https://portal.monodukuri-hojo.jp/)のスケジュールページで締切ごとの状況が公開されています。2026年9月16日時点の最新は23次締切(申請締切2026年5月8日、採択発表2026年8月7日)で、24次の日程はまだ掲載されていません。申請にはGビズIDプライムアカウントによる電子申請が必須です。同ポータルを確認した範囲では、海外メーカー・輸入品を一律に対象外とする記載は見当たりませんでしたが、原産国による取り扱いの詳細は締切回ごとの公募要領本文で定められている可能性があるため、実際に申請する際は該当回の公募要領原文を必ず確認してください。

出典:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公式スケジュールページ https://portal.monodukuri-hojo.jp/schedule.html (2026年9月16日確認)

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金:第1回公募が受付中(応募締切2026年9月30日)

2026年6月29日に公募が開始された「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」(公式サイト https://shinjigyou-monodukuri.smrj.go.jp/ )は、本記事作成時点(2026年9月16日)でまさに申請受付期間中です。公式サイトの記載によると、申請受付は2026年8月31日から始まっており、第1回の応募締切は2026年9月30日18:00(厳守、その後10月30日18:00締切の枠もあり)とされています。3つの申請枠があり、それぞれ補助率・上限額が異なります。

申請枠補助率補助上限額(賃上げ特例適用時)対象となる事業
革新的新製品・サービス枠中小企業1/2(2/3)、小規模・再生2/3最大2,500万円(3,500万円)革新的な新製品・新サービス開発
新事業進出枠中小企業(小規模・再生含む)1/2(2/3)最大7,000万円(9,000万円)既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出
グローバル枠中小企業(小規模・再生含む)2/3最大7,000万円(9,000万円)海外市場開拓(輸出)に向けた国内製造等拠点の強化

EngineAI T800のような海外製ヒューマノイドを新規導入し、既存事業とは異なる新サービス(無人化店舗・新しい物流サービスなど)に進出する事業計画であれば「新事業進出枠」が候補になり得ますが、対象事業の要件(新規性・新市場性など)を満たすかどうかは個別の事業計画次第です。機械装置・システム構築費は各枠で必須の対象経費区分となっています。

出典:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公式サイト https://shinjigyou-monodukuri.smrj.go.jp/ (2026年9月16日確認・第1回公募スケジュールのページ記載)

公式価格をもとにした投資額の考え方(モデルケース)

EngineAI T800は公式に価格が公表されている数少ない海外製ヒューマノイドです。ここでは公式価格と、省力化投資補助金(一般型)の補助率のみを使って、投資額の考え方を整理します。想定される労働時間削減効果や投資回収期間は、機体の稼働条件・作業内容によって大きく変わり、EngineAI公式にも根拠となる数値の公表がないため、本記事では試算しません。

モデルケース(Basic Edition 1台・中小企業・従業員21〜50人の場合)

  • EngineAI T800 Basic Edition 本体価格(公式):40,500ドル(参考円換算 約628万円、1ドル155.0円で計算)
  • 輸送費・関税・設置費・国内SIerによるシステム構築費は、EngineAI公式に価格の公表がないため別途見積もりが必要
  • 省力化投資補助金(一般型)の補助率は中小企業1/2(大幅賃上げ達成時2/3)。従業員21〜50人の補助上限額は3,000万円(大幅賃上げ達成時4,000万円)
  • 本体価格だけで見ると上限額の範囲内に収まりますが、実際の補助額は対象経費全体(機械装置費+システム構築費等)に補助率を乗じた額と上限額のいずれか低い方になります

本試算はEngineAI公式価格と補助金公式サイトの補助率をそのまま使ったモデルケースであり、採択や補助額を保証するものではありません。実際の申請では、輸送費・関税・設置費・保守費用を含めた総投資額を見積もった上で、2者以上の同一条件見積もりを取得してください。

EngineAI T800の想定活用シーン(公式サイトの記載)

EngineAI公式サイトのT800製品ページ「Application Scenarios」では、以下の4つの活用シーンが示されています。旧記事にあった「電子基板への精密部品実装」「医療機器・光学機器の精密組み立て」といった具体的な作業内容は、EngineAI公式サイトのT800製品ページには記載がなく、本記事では削除しました。

公式サイト記載のシーン(英語原文)日本語訳
Logistics Warehouse物流倉庫
Hotel Servicesホテルサービス
Sales Associate販売員(接客)
Human-Robot Collaboration人とロボットの協働

デクスタラスハンド搭載のPro Edition/Max Editionであれば、片手7自由度・可搬重量5kg・触覚センサーを活かした物品の把持・搬送作業が想定されますが、精密な電子部品組み立てのような高精度作業への適合性については、EngineAI公式に具体的な記載がないため、導入検討時にメーカーへ直接確認し、実機デモでの検証を行うことを推奨します。

出典:EngineAI公式サイト「T800」製品ページ Application Scenarios(en.engineai.com.cn/product-t800.html・2026年9月16日確認)

今すぐ検討できる代替案:日本国内で導入実績のある協働ロボット・ヒューマノイド

EngineAI T800は日本向けの正規販売網が確認できない段階にあるため、早期に省力化を進めたい企業にとっては、国内での導入実績・販売網が確認できる機種を並行して検討するのが現実的です。本サイトでは機種別に仕様・補助金適用状況を個別記事で整理しています。重複を避けるため、比較表は再掲せず各記事へのリンクでまとめます。

機種・カテゴリ位置づけ詳細記事
Tesla Optimus米国メーカーのヒューマノイド(本機と同じく価格・日本展開は要確認)Tesla Optimusの記事 / Gen3の記事
Figure 01 / 02 / 03米国メーカーのヒューマノイドFigure 01 / Figure 02 / Figure 03
Unitree G1 / H1同じく中国メーカーのヒューマノイドG1の記事 / H1の記事
川崎重工 Kaleido国内メーカーのヒューマノイド開発機Kaleidoの記事
ヒューマノイド全般の比較・導入ガイド複数機種の比較・導入手順比較記事 / 導入ガイド / 補助金の考え方
Universal Robots UR5e / UR3e国内代理店・SIer網が確立した協働ロボットUR5eの記事 / UR3eの記事
ファナック CRX/デンソーウェーブ COBOTTA国内メーカーの協働ロボットCRXの記事 / COBOTTAの記事
協働ロボット全般(比較・見積もり・SIer選定)比較・見積もり実務比較記事 / 見積もり比較 / SIer比較

補助金の申請フロー全体はロボット補助金の申請フロー完全ガイド、事業計画書の書き方は事業計画書ガイドで確認できます。

EngineAI T800導入を検討する場合の進め方

1

EngineAI公式サイト・ニュースページを定点観測する

en.engineai.com.cn の製品ページ・ENGINEAI NEWSでは、価格・仕様・量産状況が随時更新されます。日本市場や代理店に関する発表が出る場合、まずここに掲載される可能性が高いです。

2

EngineAI公式の問い合わせ窓口に直接連絡する

公式サイトのContact Usページに記載のsales@engineai.com.cn(購入問い合わせ)・電話0755-26999080から、日本への出荷可否・費用を直接確認できます。「正規代理店」を名乗る第三者からの営業を受けた場合は、公式発表での裏付けを必ず確認してください。

3

国内実績のある代替候補の見積もりを並行して進める

日本国内に代理店・SIer網が確立している協働ロボット・ヒューマノイドの見積もりを並行して取得し、投資判断のベースラインを作っておきます。

4

補助金の対象経費区分・GビズID取得を先に済ませておく

省力化投資補助金(一般型)・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金いずれも、GビズIDプライムアカウントの取得と事業計画書の準備に時間がかかります。機体の選定と並行して進めることで、申請作業を短縮できます。

EngineAI T800の情報収集で注意すべき点(旧記事の誤りを含めて)

本記事で是正した旧記事の主な誤り

  • 「身長176cm/体重63kg」——公式は身長173cm・体重75〜85kg。特に体重は旧記事の記載を大きく上回ります
  • 「関節自由度41軸」——公式にはエディションごとの数値(25/43/46)のみで、単一の「41軸」という記載は存在しません
  • 「想定価格150〜250万円(推定)」——公式のUSD建て価格は40,500〜80,800ドル(参考円換算で約628万〜1,252万円)で、旧記事の推測値の3〜5倍でした
  • 「ものづくり補助金 最大1,250万円」「省力化投資補助金 最大1,500万円」というT800専用の台数プラン——実際の補助上限額は従業員数区分で決まり、T800専用の優遇枠はありません。カタログ注文型(上限1,000万円)はカテゴリ自体が存在せず対象外です

本サイトの他の記事および外部メディアの記事についても、スペック・価格・日本発売時期に関する記載がある場合は、必ず一次情報(EngineAI公式サイト、または補助金公式ポータル)に当たって確認することを推奨します。フィジカルAI全般の補助金制度の全体像はフィジカルAI補助金 完全ガイド、安全基準の考え方は安全基準の記事、投資対効果の計算方法はROI計算の記事で確認できます。

出典・参考情報

最終更新日: 2026年9月16日。EngineAI T800の価格・仕様・公募要領の内容は変更される場合があります。必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。本記事はEngineAI T800の価格・スペック・日本での販売可否について、公式発表に基づかない推測を一切含みません。

よくある質問(FAQ)

AEngineAI T800は、中国・深圳のEngineAI Robotics Technology Co., Ltd.(众擎机器人・2023年10月設立)が開発する汎用ヒューマノイドロボットです。公式サイトでは「Full-Size High-Dynamic General-Purpose Robot(フルサイズ・高ダイナミック・汎用ロボット)」と位置づけられており、CES 2026(2026年1月13日)で発表、2026年5月22日には量産1号機が生産ラインから出荷されたと公式ニュースに掲載されています。
AEngineAI公式サイトには4種類のエディションの価格が米ドル建てで明記されています(2026年9月16日確認)。Basic Edition 40,500ドル、Open Source Edition 54,000ドル、Pro Edition 63,000ドル、Max Edition 80,800ドルです。参考の円換算(1ドル155.0円)では約628万〜1,252万円になりますが、これは為替レートによる参考換算であり、EngineAIが日本円建ての価格を公式に公表しているわけではありません。本サイトの旧記事にあった「150〜250万円(推定)」という記載は、公式のいずれの価格とも一致しない出典不明の数値でした。
A2026年9月16日時点で、EngineAI公式サイト(英語版・中国語版)に日本向けの正規販売・代理店契約に関する発表は確認できません。製品ページの「Buy Now」ボタンは中国国内ECサイト京東(JD.com)の検索結果に遷移する仕組みで、購入導線は中国国内向けです。日本での導入を検討する場合は、公式サイトのContact Usページ(sales@engineai.com.cn)から直接、出荷可否や費用を確認することを推奨します。
A身長は全エディション共通で173cm、体重は75〜85kg(エディションにより異なる)です。自由度はエディションで異なり、Basic EditionとOpen Source Editionは総自由度25(デクスタラスハンドなし)、Pro Editionは29+デクスタラスハンド14で合計43、Max Editionは32+14で合計46です。旧記事にあった「176cm/63kg/41軸」という単一の数値は、EngineAI公式サイトのどのエディションの記載とも一致しませんでした。
A中小企業省力化投資補助金(一般型)の公式サイトでは「発注先(海外企業からの調達を行う場合も含む)」と明記されており、海外企業からの調達自体は制度上排除されていません。ただし、入手価格の妥当性を証明する見積書の取得や、原則2者以上からの同一条件見積もりが必要です。EngineAI T800は国内に正規代理店が確認できないため、この見積もり要件をどう満たすかを事前に確認しておく必要があります。
A使えません。カタログ注文型は、あらかじめ製品カタログに登録された製品のみが補助対象です。製品カテゴリ一覧CSV(2026年9月10日更新・2026年9月16日確認)を確認したところ、全199カテゴリの中に「ヒューマノイドロボット」に相当するカテゴリ自体が存在しませんでした。海外製ヒューマノイドを導入する場合は、審査を伴う「一般型」での申請が前提になります。
A2026年9月16日時点で、第1回公募がまさに受付中です。公式サイトの記載によると申請受付は2026年8月31日から始まっており、第1回の応募締切は2026年9月30日18:00(厳守)です。革新的新製品・サービス枠(上限2,500万円)、新事業進出枠(上限7,000万円)、グローバル枠(上限7,000万円)の3枠があり、対象事業の要件を満たすかは個別の事業計画次第です。
A価格・スペック・日本発売の有無について、必ずEngineAI公式サイト(en.engineai.com.cn)の記載を直接確認してください。「正規代理店」を名乗る事業者からの営業を受けた場合も、公式発表での裏付けがあるかを確認することを推奨します。また、公式サイト自体にも価格欄の通貨表記に揺れ(USD欄内に¥表記が混在)があるため、金額を引用する際は原文の文脈まで確認することが重要です。
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本記事の監修

齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。

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