この記事の結論
「XMAN-L1 補助金」で調べている中小企業の担当者向けに、まず結論からお伝えします。XMAN-L1は配膳ロボットDINERBOTシリーズで知られるKEENON Roboticsが2026年5月に発表した、身長136cmの接客・案内向け小型ヒューマノイドです。
KEENON XMAN-L1は補助金の対象になる?【結論】
「XMAN-L1 補助金」で調べている中小企業の担当者向けに、まず結論からお伝えします。XMAN-L1は配膳ロボットDINERBOTシリーズで知られるKEENON Roboticsが2026年5月に発表した、身長136cmの接客・案内向け小型ヒューマノイドです。店舗や施設での接客・案内業務の省力化効果を具体的に説明できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金の対象になり得ますが、価格が非公表であることに加え、中小企業庁の製品カタログには接客・案内ロボットに該当する区分が無いため、カタログ注文型の対象にはなりにくいと考えられます。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
KEENON XMAN-L1 補助金活用の結論
①使える可能性がある制度は、接客・案内業務の省力化効果を具体的に説明できる場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」と、新しい接客サービスの開発を伴う場合の「ものづくり補助金」。省力化投資補助金のカタログ注文型は、対象カテゴリ自体が確認できず対象になりにくいと考えられます。②日本での入手状況は、公式サイトに価格の記載が無く問い合わせ対応のみで、日本国内での正規販売や日本円建て価格は確認できませんでした。③価格や納期が固まる前の段階では、レンタルで実機を検証する選択肢があります。
XMAN-L1は2026年5月にKEENON Roboticsが発表した機種で、来場者への声かけ・案内・軽い演出を担う軽量の対話役という位置づけです。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。
KEENON XMAN-L1とは:公式スペックと入手状況
KEENON XMAN-L1は、配膳ロボット「DINERBOT」シリーズや清掃ロボット「KLEENBOT」で知られるKEENON Roboticsが2026年5月に発表した小型のヒューマノイドロボットです。同社が掲げる「汎用機+専用機」のロボット群の中で、来場者への声かけ、案内、軽い演出などを担う軽量の対話役という位置づけで、発表と同時に導入できるとしています。同社はこれに先立ち、2025年3月に配膳ロボットや清掃ロボットと連携して働く人型ロボットXMAN-R1を発表しており、XMAN-L1はその系列を広げる機種です。
なお、KEENON公式サイトの製品ページ(keenon.com/en/product/XMAN-L1)は、2026年9月27日時点で問い合わせフォームのみが表示され、身長・自由度などの仕様は掲載されていません。以下のスペックは、Gasgoo(2026年5月27日付)とForkLog(2026年5月29日付)という2件の報道で数値が一致していることを確認した上で掲載しています。
KEENON XMAN-L1 スペック(報道2件で数値が一致・2026年9月27日確認)
下表は報道と公式サイトから確認できた項目の一覧です。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表時期 | 2026年5月27日(Gasgoo報道。ForkLogは5月29日付で同発表を報道) | Gasgoo・ForkLog |
| 身長・自由度 | 136cm・42自由度 | Gasgoo・ForkLog(一致) |
| 膝関節トルク・脚出力 | 最大132N・m、片脚出力2,000W超 | Gasgoo・ForkLog(一致) |
| 演算性能・搭載AI | 端末側100TOPS、DoubaoとTencentの大規模言語モデルで対話 | Gasgoo・ForkLog(一致) |
| 想定用途 | 来場者への声かけ・案内・軽い演出(発表と同時に導入可能としている) | Gasgoo・ForkLog(一致) |
| 価格 | 公式サイトに記載なし。問い合わせフォームのみ | KEENON公式サイト(確認できず) |
| 日本円建て価格・国内正規販売 | 公式サイト上で確認できず | KEENON公式サイト(確認できず) |
KEENON Roboticsは配膳ロボットで日本国内にも導入実績がありますが、公式サイト上でXMAN-L1固有の日本向け販売情報や日本円建て価格は確認できませんでした。導入を検討する場合は、公式サイトの「Purchase Product」フォームから問い合わせる形になります。
KEENON XMAN-L1の導入に使える可能性がある補助金【2026年】
XMAN-L1は配膳ロボットのように用途が完全に固定された機種ではなく、接客・案内という比較的幅のある業務を担う点が特徴です。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):接客・案内業務の省力化効果の説明が前提
一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援する、オーダーメイド性のある枠です。XMAN-L1で置き換える具体的な業務(受付での来場者対応、案内、呼び込みなど)と、その省力化効果(例えば接客要員の削減時間)を数値で説明できるかが審査のポイントになります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00、採択発表は2027年2月上旬を予定しています。
ものづくり補助金:新しい接客サービスの開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。単にXMAN-L1を導入して既存の接客を代替するだけでは対象になりにくく、XMAN-L1を使って新しい接客サービスや体験を作り出す事業計画が必要です。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・202件)を確認したところ、清掃ロボット・配膳ロボット・パレタイズロボットなど特定作業に特化した区分はあるものの、接客・案内向けの人型ロボットに該当するカテゴリは見当たりませんでした。対象カテゴリ自体が無いことから、XMAN-L1がカタログ注文型の登録製品になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。なお、登録製品一覧(list.csv)は2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していないため、この確認には使っていません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の補助率・上限額などの詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。