この記事の結論
「PUDU D7 補助金」で調べている物流・製造業の担当者向けに、まず結論からお伝えします。PUDU D7は配膳ロボットBellaBotなどで知られるPudu Roboticsが2026年6月1日に発表した、工場・倉庫向けの産業用セミヒューマノイドロボットです。
PUDU D7は補助金の対象になる?【結論】
「PUDU D7 補助金」で調べている物流・製造業の担当者向けに、まず結論からお伝えします。PUDU D7は配膳ロボットBellaBotなどで知られるPudu Roboticsが2026年6月1日に発表した、工場・倉庫向けの産業用セミヒューマノイドロボットです。部材運搬・棚ピッキング・在庫補充など具体的な省力化業務への活用計画があれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金の対象になり得ます。ただし価格は公表されておらず、日本での正規販売も確認できていません。
PUDU D7 補助金活用の結論
①使える可能性がある制度は、部材運搬や棚ピッキングなど具体的な省力化業務への活用計画がある場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」と、新製品・新サービス開発を伴う場合の「ものづくり補助金」。中小企業庁の製品カタログにこの機種の双腕・車輪移動という構成に一致するカテゴリは無いため「カタログ注文型」は対象になりにくいと考えられます。②価格は公表されておらず問い合わせ対応で、日本円建ての公式価格や日本での正規販売は確認できませんでした。③補助金は交付決定後の購入が前提のため、審査や採否を待つ間はレンタルで実機を検証する選択肢があります。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
D7は最大14kgの物を扱え、高さ2mまでの棚に手が届くため、部材の運搬やピッキング、在庫補充、台車押しなどを自動化できるとされています。以下、公式に確認できたスペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そしてレンタルで試す方法の順に整理します。
PUDU D7とは:公式スペックと入手状況
PUDU D7は、配膳ロボット「BellaBot」や清掃ロボットで知られるPudu Roboticsが2026年6月1日に発表した、工場・倉庫向けの産業用セミヒューマノイドです。上半身は人と同じ双腕、下半身は車輪で移動する構成で、自社の基盤モデル「PuduFM 1.0」で動作し、作業内容を理解して現場での経験から動作を改善していくとしています。最大14kgの物を扱え、高さ2mまでの棚に手が届くため、部材の運搬、棚からのピッキング、在庫補充、台車押しなどを自動化できます。腕には力制御と触覚センサーを備え、接着剤の塗布や組立のような細かな作業でもミリ単位で力を調整します。前後2基のLiDARで周囲を把握し、人や設備が混在する現場を移動します。2026年7月のWAIC 2026(世界人工知能大会)で一般向けに初展示されました。
PUDU D7 公式スペック(2026年9月27日確認)
下表は公式発表で確認できた項目の一覧です。身長・重量・自由度・稼働時間など、プレスリリースに記載の無い項目は「非公開」としています。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表日 | 2026年6月1日 | Pudu Roboticsプレスリリース |
| AI基盤モデル | PuduFM 1.0(作業内容を理解し、経験から動作を改善) | Pudu Roboticsプレスリリース |
| 可搬重量・作業範囲 | 最大14kg、高さ最大2mまで作業可能 | Pudu Roboticsプレスリリース |
| 腕の制御 | 力制御付き双腕、触覚センサーでミリ単位の力制御。塗布・組立などの精密作業に対応 | Pudu Roboticsプレスリリース |
| センサー | 前後2基のLiDARほか | Pudu Roboticsプレスリリース |
| データ収集 | 作業中にAI学習用データを収集する仕組みを内蔵 | Pudu Roboticsプレスリリース |
| 展示歴 | 2026年7月のWAIC 2026で一般向けに初展示 | Pudu Roboticsプレスリリース(WAIC関連) |
| 身長・重量・自由度・稼働時間 | プレスリリースに記載が無く非公開。公式製品ページ(pudurobotics.com)はJavaScriptで構成されたページのため本記事作成時点では確認できず | 非公開(確認できず) |
| 価格・日本円建て価格・国内正規販売 | 確認できず | 確認できず |
Puduの配膳ロボットBellaBotや清掃ロボットは日本国内でも導入例がありますが、D7は工場・倉庫向けの新機種で、価格・日本での正規販売・取扱代理店の告知は本記事作成時点(2026年9月27日)で確認できませんでした。
PUDU D7の導入に使える可能性がある補助金【2026年】
D7は部材運搬・ピッキング・在庫補充など具体的な倉庫・工場業務向けに開発された機種です。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):具体的な業務との対応が説明しやすい
一般型は個別の現場や事業内容に合わせた設備導入を支援するオーダーメイド性のある枠です。D7は部材運搬・棚ピッキング・在庫補充・台車押しなど、対象になる作業が比較的具体的なため、既存業務のどの部分をどれだけ省力化するかを数値で説明しやすいと考えられます。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00、採択発表は2027年2月上旬を予定しています。
ものづくり補助金:新製品・新サービス開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。D7を使って新しい生産ラインや物流サービスを構築するなど、新規性のある事業計画があれば候補になります。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・203件)を確認したところ、無人搬送車(AGV・AMR)、パレタイズロボット、バラ積みピッキングロボットシステムなど倉庫・工場向けの区分はあるものの、D7のような双腕+車輪移動の半人型ロボットに一致するカテゴリは見当たりませんでした。登録製品一覧(list.csv)で「Pudu」を検索しましたが、D7の登録は確認できませんでした(同社の配膳・清掃ロボットの登録有無は本記事の調査対象外)。ただしこのファイルは2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していない点に注意してください。ライブの検索ポータル(portal.shoryokuka.smrj.go.jp)はJavaScriptで動く検索画面のため、本記事の作成環境からは実地検索ができておらず、この点は確認できていません。対象カテゴリ自体が明確に一致しないことから、カタログ注文型の登録製品になる可能性は現時点で見通せませんが、断定はできません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の補助率・上限額などの詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。