この記事の結論
「Unitree D2 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。D2は、四足ロボット「A2」「As2」に搭載できる屋外対応のオールメタルロボットアームで、単体のロボットではなく既存の四足ロボットに追加する構成部品です。
Unitree D2は補助金の対象になる?【結論】
「Unitree D2 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。D2は、四足ロボット「A2」「As2」に搭載できる屋外対応のオールメタルロボットアームで、単体のロボットではなく既存の四足ロボットに追加する構成部品です。四足ロボット本体とあわせて森林・山地での点検や救助といった具体的な省力化業務を計画できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金の検討対象になり得ます。ただし2026年9月27日時点で価格・発売時期が公式に未公表で、公式ストアにも掲載されていないため、見積りが取れず補助金の申請準備を具体的に進めにくい段階です。
Unitree D2 補助金活用の結論
①D2は単体のロボットではなく、四足ロボットA2・As2に搭載するアーム、または机上に固定して使う研究用パーツという位置づけです。四足ロボット本体とセットで具体的な業務に使う計画があれば「中小企業省力化投資補助金(一般型)」、新しい点検・救助の手法やAIアルゴリズムの研究開発を行うなら「ものづくり補助金」が候補になります。②価格・発売時期は本記事作成時点(2026年9月27日)で公式に未公表で、公式ストアにも掲載されていません。③見積りが取れない段階のため、補助金の検討と並行してレンタルで実機の用途適合を確認する進め方が現実的です。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
D2は、Unitreeが公式サイトで公開しているアルミ合金製の7自由度ロボットアームで、肘を180度折りたためる構造により、机上に1本固定して使う研究用途と、四足ロボットに搭載して屋外で使う用途を切り替えられます。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。
Unitree D2とは:公式スペックと入手状況
Unitree D2は、屋外作業向けに設計されたアルミ合金製の7自由度ロボットアームで、先端に1つのグリッパーを備えます。重さ5.9kg、アーム長633mm、グリッパーの作業半径780mmで、可搬重量は3kg(最大5kg)です。肘を180度折りたためる構造により、1本を机に固定して基礎的な研究に使う形態と、2本を組み合わせて身体性AIのアルゴリズム検証やデータ収集の基盤として使う形態を切り替えられます。四足ロボット「A2」には2本、「As2」には1本まで搭載でき、森林や山地での点検・救助などの屋外作業を想定しています。関節はデュアルエンコーダーによる閉ループ制御とクロスローラーベアリングを採用し、根元3軸(J1〜J3)のピーク トルクは60N・m、J4〜J5は30N・m、J6〜J7は10N・mです。制御周波数は500Hzで、SDK・ホストPC・手で動かして教える方式・オフライン軌道での操作に対応します。
Unitree D2 公式スペック(2026年9月27日確認)
下表は公式サイトで確認できた項目の一覧です。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 四足ロボットA2・As2に搭載するアーム、または机上固定・双腕構成での研究用パーツ。単体で完結するロボットではない | Unitree公式サイト |
| 寸法・重量 | 重さ5.9kg、アーム長633mm、グリッパー作業半径780mm、本体材質はアルミ合金 | Unitree公式サイト |
| 自由度・可搬重量 | 7自由度+グリッパー1。可搬重量3kg(最大5kg) | Unitree公式サイト |
| 関節トルク | J1〜J3(根元3軸)最大60N・m、J4〜J5最大30N・m、J6〜J7最大10N・m | Unitree公式サイト |
| 電源・制御 | バッテリー36〜58V、ピーク870W・通常60W以下。Cortex-M33 32bitプロセッサ内蔵、制御周波数500Hz。XT30電源・USB Type-C・イーサネット・RS485に対応 | Unitree公式サイト |
| 搭載条件 | 四足ロボットA2には2本、As2には1本まで搭載可能。A2に2本搭載時は高速移動不可 | Unitree公式サイト |
| 価格・発売時期 | 公式サイトに記載なし。公式ストアの商品一覧(2026年9月27日確認)にもD2は掲載されていない | Unitree公式サイト・公式ストア(確認できず) |
| 日本円建て価格・国内正規販売 | 公式サイト・公式ストアいずれにも記載なし | Unitree公式サイト・公式ストア(確認できず) |
D2は本記事作成時点(2026年9月27日)で公式ストアに商品ページが無く、価格・発売時期とも未公表です。「発表済み・発売前」の段階として扱い、見積りが取れない点を申請の注意点にも記載しています。
Unitree D2の導入に使える可能性がある補助金【2026年】
D2は単体のロボットではなく、四足ロボットに搭載するアームという位置づけのため、補助金を検討する場合はA2・As2本体とセットでの事業計画になります。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):四足ロボット本体とセットでの事業計画が前提
一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援するオーダーメイド性のある枠です。D2単体では作業ができないため、A2・As2本体とセットで、森林・山地での設備点検や救助支援といった具体的な業務にどう使うか、既存の人手作業と比べてどれだけ省力化できるかを数値で説明する必要があります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00です。価格・見積りが非公表の現状では、公募締切までに必要書類をそろえられるかを早めに確認してください。
ものづくり補助金:新しい点検・救助手法やAI研究開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。D2を使って新しい点検・救助のサービスや、身体性AIのアルゴリズムを研究開発する事業計画があれば対象になり得ます。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・203件)を確認したところ、清掃ロボット・配膳ロボット・パレタイズロボット・無人搬送車・パワーアシストスーツなど特定作業に特化した区分はあるものの、四足ロボット用のロボットアームに該当するカテゴリは見当たりませんでした。登録製品一覧(list.csv)でも「Unitree」の登録は確認できませんでしたが、このファイルは2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していない点に注意してください。対象カテゴリ自体が無いことに加え、D2はそもそも公式ストアで販売されていないため、カタログ注文型の対象になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。