この記事の結論
「Unitree G1+ 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。Unitree G1+は首の可動域や視覚センサーなどを強化した小型ヒューマノイドロボットで、特定の業務での省力化効果を明確に説明できれば、ものづくり補助金や中小企業省力化投資補助金(一般型)の対象になり得ます。
Unitree G1+は補助金の対象になる?【結論】
「Unitree G1+ 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。Unitree G1+は首の可動域や視覚センサーなどを強化した小型ヒューマノイドロボットで、特定の業務での省力化効果を明確に説明できれば、ものづくり補助金や中小企業省力化投資補助金(一般型)の対象になり得ます。ただし、G1+のような汎用ヒューマノイドは、配膳ロボットや無人搬送車のように用途が固定された機種と比べて「何の作業をどれだけ省力化するか」の説明が審査上のハードルになりやすく、対象になるかは事業内容と申請枠次第です。
Unitree G1+ 補助金活用の結論
①使える可能性がある制度は、革新的な新製品・新サービス開発を伴う場合の「ものづくり補助金」と、人手不足解消の具体的な業務がある場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」。中小企業庁の製品カタログに汎用ヒューマノイドの区分は無いため「カタログ注文型」は対象になりにくいと考えられます。②日本での入手状況は、公式サイトに税・送料別で1万5,000米ドルの表示があるものの、日本円建ての公式価格や日本国内での正規販売は確認できませんでした。③補助金は交付決定後の購入が前提のため、審査や採否を待つ間はレンタルで実機を検証する選択肢があります。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
G1+は2026年9月にUnitreeが発表したG1の改良版で、首の関節を追加し、両眼カメラと胸部広角カメラによる二系統の視覚、頭部の触覚センサーなどを備えています。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。
Unitree G1+とは:公式スペックと入手状況
Unitree G1+は、同社の小型ヒューマノイド「G1」の改良版として2026年9月に発表されました。首に2つの自由度(DOF)を追加して頭を動かせるようにしたほか、肩と腰のモーターの最大トルクを110%、腕のモーターを43%引き上げ、同じトルクでの発熱を抑えています。視覚は基線60mmの両眼カメラと胸部の広角カメラを組み合わせ、3D LiDARも搭載します。頭部には触覚センサーがあり、触れると対話や動作を始められる仕様です。6マイクアレイと10Wスピーカー2基を腰に備え、外部電源を接続したままの長時間運用にも対応します。
Unitree G1+ 公式スペック(2026年9月27日確認)
下表は公式サイトで確認できた項目の一覧です。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 発表時期 | 2026年9月(G1の改良版として発表) | Unitree公式サイト |
| 主な改良点 | 首2自由度の追加、肩・腰・腕モーターのトルク向上と発熱低減、両眼カメラ+広角カメラの二系統視覚、頭部触覚センサー、6マイクアレイと大型スピーカー、外部電源での連続運用 | Unitree公式サイト |
| センサー | 両眼カメラ(基線60mm)、胸部広角カメラ、3D LiDAR、頭部触覚センサー | Unitree公式サイト |
| バッテリー | 9,000mAh、稼働約2時間。外部電源での連続運用に対応 | Unitree公式サイト |
| 保証期間 | G1+は8か月、G1+ EDUは18か月 | Unitree公式サイト |
| 価格 | US$15,000(税・送料別)。EDU版は問い合わせ | Unitree公式サイト |
| 日本円建て価格・国内正規販売 | 公式サイト上で確認できず | Unitree公式サイト(確認できず) |
公式サイト「G1+」ページには問い合わせ(/contact)への導線があるのみで、直接購入できるショップページへのリンクは確認できませんでした。同社の直販サイトshop.unitree.comのトップページでもG1+の商品ページは本記事執筆時点(2026年9月27日)で確認できず、現時点では公式サイト経由の問い合わせが入口とみられます。日本での正規販売代理店の告知も確認できませんでした。なお、中国国内向けとされる人民元建て価格の報道がありますが、Unitree公式ページには記載が無いため本記事には掲載していません。
Unitree G1+の導入に使える可能性がある補助金【2026年】
G1+のような汎用ヒューマノイドは、用途が「配膳」「清掃」のように固定された機種と違い、対象になり得る制度は事業内容次第で変わります。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
ものづくり補助金:新製品・新サービス開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。単にG1+を導入するだけでは対象外で、G1+を使って新しいサービスや業務プロセスを作り出す事業計画が必要です。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。今後の公募開始は公式サイトの新着情報でご確認ください。
中小企業省力化投資補助金(一般型):具体的な省力化効果の説明が前提
一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援する、オーダーメイド性のある枠です。G1+を使って置き換える具体的な業務(受付案内、巡回、デモンストレーションなど)と、その省力化効果を数値で説明できるかが審査のポイントになります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00、採択発表は2027年2月上旬を予定しています。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・203件)を確認したところ、清掃ロボット・配膳ロボット・パレタイズロボット・無人搬送車・パワーアシストスーツなど特定作業に特化した区分はあるものの、汎用ヒューマノイドに該当するカテゴリは見当たりませんでした。登録製品一覧(list.csv)でも「Unitree」の登録は確認できませんでしたが、このファイルは2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していない点に注意してください。ライブの検索ポータル(portal.shoryokuka.smrj.go.jp)はJavaScriptで動く検索画面のため、本記事の作成環境からは実地検索ができず、この点は確認できていません。対象カテゴリ自体が無いことから、G1+がカタログ注文型の登録製品になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の補助率・上限額などの詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。