この記事の結論
「Unitree R1-D 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。R1-Dは、小型ヒューマノイド「R1」の上半身を固定台座や移動台車に載せた双腕型のロボットで、受付案内や仕分け・組立といった具体的な省力化業務を数値で説明できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補
Unitree R1-Dは補助金の対象になる?【結論】
「Unitree R1-D 補助金」で調べている中小企業・研究機関の担当者向けに、まず結論からお伝えします。R1-Dは、小型ヒューマノイド「R1」の上半身を固定台座や移動台車に載せた双腕型のロボットで、受付案内や仕分け・組立といった具体的な省力化業務を数値で説明できれば、中小企業省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金の対象になり得ます。歩行機能が無く据え置き・移動台車での運用を前提とするため、二足歩行のヒューマノイドより導入シーンを絞り込みやすい一方、対象になるかは事業内容と申請枠次第です。
Unitree R1-D 補助金活用の結論
①使える可能性がある制度は、具体的な省力化業務がある場合の「中小企業省力化投資補助金(一般型)」と、新製品・新サービス開発を伴う場合の「ものづくり補助金」。中小企業庁の製品カタログに双腕型ヒューマノイドの区分は見当たらないため「カタログ注文型」は対象になりにくいと考えられます。②公式サイトには固定台座・5自由度腕モデル「R1-A5」の価格が4,290米ドルからと表示されていますが、購入手続きは問い合わせベースで、日本円建ての価格や日本国内での正規販売は確認できませんでした。③補助金は交付決定後の購入が前提のため、審査や採否を待つ間はレンタルで実機を検証する選択肢があります。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
R1-Dは2026年に登場した、Unitreeの小型ヒューマノイド「R1」の上半身を活用した双腕ロボットで、固定台座型(R1-A5・R1-A7)と、LiDAR付きの移動台車型(R1-A5-D・R1-A7-D)の4構成があります。以下、公式スペックと入手状況、使える可能性がある補助金、そして補助金の可否を待つ間にレンタルで試す方法の順に整理します。
Unitree R1-Dとは:公式スペックと入手状況
Unitree R1-Dは、小型ヒューマノイド「R1」の上半身を、固定台座または移動台車に載せた双腕ロボットです。腕は5自由度と7自由度から選べ、先端には2指グリッパー・3指ハンド・5指ハンドを付け替えられます。頭部に8コアCPUと10TOPSの演算モジュール、水平146度・垂直124度の両眼カメラ(基線60mm)を備え、4マイクアレイとスピーカー2基(3W×2)で音声対話にも対応します。腕の可搬重量は2〜4kg、先端の把持精度は±0.1mmです。移動台車型はLiDARと深度カメラを備え、外部電源またはリチウムイオン電池で駆動し、電池駆動では約1.5時間動きます。公式サイトには固定台座・5自由度腕の「R1-A5」が4,290米ドルからと表示されていますが、ほかの構成は問い合わせです。
Unitree R1-D 公式スペック(2026年9月27日確認)
下表は公式サイト・公式ストアで確認できた項目の一覧です。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 構成 | 固定台座型R1-A5(5自由度腕)・R1-A7(7自由度腕)、移動台車型R1-A5-D・R1-A7-D の4機種 | Unitree公式サイト |
| 寸法・重量 | 固定台座型700×357×190mm(A5)/835×357×190mm(A7)、約11〜13kg。台車型は縮小時683×520×440mm・伸長時1,600×520×440mm、約30〜32kg | Unitree公式サイト |
| 自由度(グリッパー込み) | A5=15、A7=19、A5-D=18、A7-D=22 | Unitree公式サイト |
| 演算・視覚 | 頭部8コアCPU+10TOPS、胴体8コアCPU。両眼カメラ水平146度・垂直124度・基線60mm。オプションでOrin(40〜100TOPS)等を追加可能 | Unitree公式サイト |
| 音声・通信 | 4マイクアレイ、スピーカー2基(3W×2)、Wi-Fi 6・Bluetooth 5.2 | Unitree公式サイト |
| バッテリー・保証 | 外部電源またはリチウムイオン電池(電池駆動で約1.5時間)。保証12か月 | Unitree公式サイト |
| 価格 | 公式サイトに「Price from $4,290」と表示(R1-A5)。公式ストアでも同額を確認したが、在庫ステータスは非販売(問い合わせ対応) | Unitree公式サイト・公式ストア |
| 日本円建て価格・国内正規販売 | 公式サイト・公式ストアいずれにも記載なし | Unitree公式サイト・公式ストア(確認できず) |
公式ストアの商品ページ(handle: unitree-r1-d)は2026年5月12日付で作成されていることを確認しました。日本での正規販売代理店の告知は確認できませんでした。
Unitree R1-Dの導入に使える可能性がある補助金【2026年】
R1-Dは受付や仕分けなど、腕を使う定型作業向けに導入シーンを想定しやすい機種です。下表は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた、企業向けの主な制度の整理です。
| 制度 | 補助率 | 補助上限額 | 2026年9月27日時点の公募状況 |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で100万〜1,000万円上乗せ) | 23次締切(2026年5月8日締切・8月7日採択発表)まで実施。24次の公募スケジュールは本記事執筆時点で未掲載 |
| ものづくり補助金(グローバル枠) | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 | 従業員規模の区切り無しで3,000万円 | 同上 |
| 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 中小企業1/2(最低賃金引上げ特例で2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者2/3 | 従業員規模により750万〜8,000万円(大幅賃上げ特例で最大1億円) | 第8回公募が受付中(公募開始2026年8月18日・申請受付開始9月18日・締切10月16日17:00・採択発表2027年2月上旬予定) |
| 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) | 1/2以下 | 従業員規模により200万〜1,500万円(賃上げ要件達成で上限引き上げ) | 随時受付中。ただし対象は事務局の製品カタログに登録された製品のみ |
※上記は2026年9月27日時点で公式サイトから確認できた数値です。公募回・特例の適用条件は変更される場合があるため、必ず最新の公募要領をご確認ください。特定の採択や補助額を保証するものではありません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):仕分け・受付など具体的な作業なら候補になる
一般型は「個別の現場や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を支援するオーダーメイド性のある枠です。R1-Dは歩行機能を持たず据え置きか台車移動での運用が前提のため、受付案内、部材の仕分け、簡易な組立といった定位置での定型作業に導入シーンを絞り込みやすく、置き換える業務と省力化効果を数値で説明できるかが審査のポイントになります。第8回公募は2026年9月18日に申請受付を開始し、締切は同年10月16日17:00です。
ものづくり補助金:新製品・新サービス開発を伴うなら候補になる
ものづくり補助金は「革新的な新製品・新サービス開発」または「海外需要開拓」を行う事業が対象です。R1-Dを使って新しい作業工程やサービスを開発する事業計画があれば対象になり得ます。23次締切(2026年5月8日締切)まで実施され、24次の公募スケジュールは2026年9月27日時点で公式サイトに掲載されていません。
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):対象カテゴリが無く非該当の可能性が高い
カタログ注文型は、事務局が用意した製品カテゴリに登録された汎用製品だけが対象です。2026年9月27日に中小企業庁の製品カテゴリ一覧(category.csv、2026年9月10日更新・203件)を確認したところ、清掃ロボット・配膳ロボット・パレタイズロボット・無人搬送車・パワーアシストスーツなど特定作業に特化した区分はあるものの、双腕型ヒューマノイドに該当するカテゴリは見当たりませんでした。登録製品一覧(list.csv)でも「Unitree」の登録は確認できませんでしたが、このファイルは2025年11月27日更新で止まっており最新の登録状況を反映していない点に注意してください。対象カテゴリ自体が無いことから、R1-Dがカタログ注文型の対象になる可能性は低いと考えられますが、断定はできません。
中小企業新事業進出補助金:新規受付は終了・後継制度へ移行
「中小企業新事業進出補助金」は2026年9月27日時点で公式サイト上に「本補助金の公募は終了しております」との告知があり、新規の受付は後継の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」に移行しています。後継制度の詳細は本記事作成時点で確認できていないため、検討する場合は必ず公式の特設サイトで最新情報をご確認ください。