この記事の結論
不二越(NACHI-FUJIKOSHI CORP.)の産業用ロボットは、協働ロボットのMZ協働シリーズ・MZS05から、汎用ハンドリングのMZシリーズ、スカラロボットEC10、パレタイジングのLP・MC・MKシリーズ、スポット溶接のSRAシリーズ、重量物搬送のSC700まで多岐にわたりますが、本記事で確認した全ての製品
不二越(NACHI)ロボットの価格と補助金:結論(2026年9月時点)
不二越(NACHI-FUJIKOSHI CORP.)の産業用ロボットは、協働ロボットのMZ協働シリーズ・MZS05から、汎用ハンドリングのMZシリーズ、スカラロボットEC10、パレタイジングのLP・MC・MKシリーズ、スポット溶接のSRAシリーズ、重量物搬送のSC700まで多岐にわたりますが、本記事で確認した全ての製品ページ・PDFカタログのいずれにも本体価格の記載はありませんでした。
中小企業省力化投資補助金の製品カタログ(カタログ注文型)についても、公式の検索システムで2026年9月16日に不二越の主力分野に近い5カテゴリを個別に検索したところ、いずれのカテゴリにも不二越製品の登録は確認できませんでした。
この記事でわかること
- 不二越ロボットの公式ラインアップは協働・汎用ハンドリング・スカラ・パレタイジング・スポット溶接・シーム溶接・重量物搬送・クリーンルーム搬送の8系統、可搬質量5kg〜700kg(出典:不二越公式サイト各製品ページ・PDFカタログ、2026年9月16日確認)
- 本体価格は全機種が非公表・要見積り。公式サイト・カタログのいずれにも金額の記載を確認できませんでした
- 中小企業省力化投資補助金のカタログ注文型製品カタログ(2026年9月16日時点)に不二越製品の登録は確認できませんでした(5カテゴリで検索)
- 不二越の本社は東京都港区東新橋で、富山市は「富山事業所」という事業拠点です(公式「会社概要」で訂正)
- 省力化投資補助金(カタログ注文型・一般型)・ものづくり補助金の公式な補助率・上限額を出典付きで整理し、交付決定前の発注・購入は補助対象外、一般型は原則2者以上の相見積もりが必須という公式ルールもあわせて確認しました
本記事は「機種別の価格相場」「◯◯万円で導入できる」といった数値の断定を行いません。不二越ロボットの正式な金額は、必ず不二越または販売代理店・SIerに直接お問い合わせください。
不二越(NACHI)とは:会社概要の訂正(本社は東京・富山は事業所)
株式会社不二越は、商標「NACHI(ナチ)」で知られる総合精密機械メーカーです。公式「会社概要」ページ(2026年2月25日現在の情報)によると、創立は1928年12月21日、富山市に「不二越鋼材工業株式会社」として創立されました(初代社長:井村荒喜)。ただし現在の本社所在地は東京都港区東新橋1丁目9番2号 汐留住友ビル17階で、富山市(富山市不二越本町1丁目1番1号)は「富山事業所」という事業拠点です。この点は既存記事にあった「富山県富山市を本社とする」という記載を訂正しています。
| 項目 | 内容(2026年2月25日現在・公式会社概要) |
| 会社名/商標 | 株式会社不二越/NACHI |
| 創立 | 1928年12月21日 |
| 社長 | 中村 成利 |
| 本社 | 東京都港区東新橋1丁目9番2号 汐留住友ビル17階 |
| 富山事業所 | 富山市不二越本町1丁目1番1号(TEL 076-423-5111) |
| 資本金 | 160億円 |
| 連結売上高 | 2,359億円(うち海外売上高1,199億円) |
| 連結人員 | 51社6,532人(うち不二越単独2,965人) |
| 主な事業 | 機械工具事業/ロボット事業/機能部品事業/マテリアル事業 |
出典:不二越公式「会社概要」https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/company/company.html (2026年9月16日確認)
ロボット事業は、公式の沿革ページによると1969年(昭和44年)に油圧式の産業用ロボットを製造販売開始したことが始まりです。ロボットに関する問い合わせ窓口は「ロボット事業部 ロボット企画部(TEL 076-423-5135/FAX 076-493-5252)」と、製品ページ各所に記載されています。累計出荷台数など公式サイトで確認できない実績値は、本記事では記載していません。
協働ロボット:MZ協働シリーズ・MZS05の公式仕様(検索が多い「不二越 ロボット 価格」の対象機種)
不二越の協働ロボットは、ロングリーチ化した「MZ協働(CMZ12-01)」、標準の「MZ協働(CMZ05-01)」、2026年に案内が出ている新型「MZS05(MZS05-01)」の3機種です。公式サイトのカタログPDFに記載されている仕様値を整理します。
| 型式 | 可搬質量 | 最大リーチ | 本体質量 | 手先速度(協働時/非協働時) |
| CMZ12-01(MZ協働 12kg可搬) | 12kg | 1,214mm | 66kg | 1,000mm/s / 2,000mm/s |
| CMZ05-01(MZ協働 5kg可搬) | 5kg | 927mm | 53kg | 1,000mm/s / 2,500mm/s |
| MZS05-01(新型協働ロボット MZS05) | 5kg | 927mm | 62kg | 非公開(衝突前に自動停止) |
出典:不二越公式カタログPDF「MZ協働 12kg可搬(CMZ12-01)」「MZ協働 5kg可搬(CMZ05-01)」「新型協働ロボット MZS05(MZS05-01)」(いずれも https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/product/rob/rob-01/ 配下・2026年9月16日確認)
CMZ12-01・CMZ05-01は位置繰返し精度±0.025mm(CMZ12-01)、耐環境性IP67相当、第三者認証によるISO13849-1・ISO10218-1・ISO/TS15066準拠という安全設計が公式に案内されています。MZS05-01は「人感知で自ら止まるロボット」として、2つのレーザースキャナーとアーム内蔵の接近センサーでロボット周辺を常時監視し、検知距離400〜500mmで人やものにぶつかる前に停止する機能と、ロボット監視ユニット(RMU50-11・ISO13849-1適合)を備えています。
出典:不二越公式カタログPDF「5kg可搬協働ロボット MZS05」(2026年9月16日確認)
これら3機種を含め、価格の記載は一切ありません
協働ロボットは省力化投資補助金カタログ注文型の主要な対象になりやすい機種ですが、CMZ12-01・CMZ05-01・MZS05-01のいずれも公式サイト・カタログPDFに本体価格の記載はありません。デンソーウェーブのCOBOTTAのように外部の「補助金活用ECストア」を案内する記載も見当たりませんでした。正式な金額は不二越または販売代理店・SIerへの個別見積りが必要です。
不二越ロボット 公式ラインアップと仕様一覧(汎用ハンドリング・パレタイジング・溶接・重量物搬送)
協働ロボット以外にも、不二越は用途別に多くのシリーズを公式サイトで公開しています。以下は各製品カテゴリページとPDFカタログに記載されている仕様をそのまま整理したものです。
汎用ハンドリング・スカラロボット
| 型式 | 用途 | 可搬質量 | 最大リーチ | 本体質量 |
| MZ35F-01/MZ50F-01/MZ70F-01 | 中可搬ハンドリング(中空手首) | 35kg/50kg/70kg | 2,102mm | 593kg |
| MZ50LF-01 | 中可搬ロングリーチ | 50kg | 2,502mm | 611kg |
| EC10(EC10-8020/8030/A020/A030-01) | ロングリーチスカラ | 定格5kg・最大10kg(条件付12kg) | 800mm/1,000mm | 41kg/44kg |
出典:不二越公式カタログPDF「35/50/70Kg中可搬ロボット MZ35F/50F/70F/50LF」「10kg可搬ロングリーチスカラロボット EC10」(2026年9月16日確認)
パレタイジング
| 型式 | 可搬質量(手首部) | 第1アーム上負荷 | 本体質量 |
| LP130F-01 | 130kg | 最大25kg | 1,150kg |
| LP130-01/LP180-01/LP210-01 | 130kg/180kg/210kg | 25kg | 1,150kg |
| MK200-11 | 200kg | 45kg(最大90kg) | 1,005kg |
出典:不二越公式カタログPDF「高速パレタイジングロボット LP130F」「4軸パレタイジングロボット LP130/180/210-01」「高速・高精度ハンドリング&パレタイジングロボット MK200」(2026年9月16日確認)
重量物ハンドリング・搬送
| 型式 | 可搬質量(手首部) | 最大リーチ | 本体質量 |
| MC350-01 | 350kg | 2,771mm | 1,620kg |
| MC280L-01 | 280kg | 3,101mm | 1,700kg |
| MC470P-01 | 470kg | 2,771mm | 1,620kg |
| MC500P | 500kg | 非公表 | 3,000kg |
| MC400L-01 | 400kg | 非公表 | 3,050kg |
| SC700 | 700kg(世界最大クラスと公式に案内) | 非公表 | 7,000kg |
出典:不二越公式カタログPDF「重量物ハンドリングロボット MC350/MC280L/MC470P」「重量物ハンドリングロボット MC500P」「中空手首 重可搬ロボット MC400L」「世界最大クラスの重可搬ハンドリングロボット SC700」(2026年9月16日確認)
スポット溶接・シーム溶接
自動車の車体溶接などで使われる高速スポット溶接ロボットは、可搬質量に応じて型式名が変わる仕組みです。公式カタログには「ロボット型式は『100kg可搬』の場合SRA100となります」のように明記されています。
| 型式(可搬質量別) | 可搬質量(手首部) | 最大リーチ | 位置繰返し精度 | 本体質量 |
| SRA100 | 100kg | 2,654mm | ±0.06mm | 960kg |
| SRA166 | 166kg | 2,654mm | ±0.06mm | 960kg |
| SRA210 | 210kg | 2,674mm | ±0.06mm | 990kg |
| SRA166L(ロングアーム) | 166kg | 2,951mm | ±0.06mm | 980kg |
| SRA120EL(超ロングアーム) | 120kg | 3,099mm | ±0.06mm | 985kg |
| ST210F-01(高速シーム溶接ロボット) | 非公表(溶接機仕様により変動) | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
出典:不二越公式カタログPDF「高速スポット溶接ロボット」(複数型式・可搬質量別ラインアップ)「高速シーム溶接ロボット」(2026年9月16日確認)。コンパクトタイプ(SRA100B等)、ケーブル内蔵型(SRA100H・SRA133H等)といった派生機種も公式に案内されています。
ガラス基板搬送用ロボット(クリーンルーム対応)
液晶・有機ELパネル等のガラス基板搬送を想定した「重可搬タイプ6軸垂直多関節クリーンロボット」も公式ラインアップにあります。
| 型式 | 可搬質量 | 本体質量 | クリーン度 |
| ST133CF-01 | 133kg | 非公表 | ISO 14644-1 CLASS 6準拠 |
| ST166CF-01 | 166kg | 1,120kg |
| ST210CF-01 | 210kg | 1,160kg |
出典:不二越公式カタログPDF「重可搬タイプ6軸垂直多関節クリーンロボット ST133CF/166CF/210CF-01」(2026年9月16日確認)
不二越ロボットの価格:全機種で公式の記載を確認できませんでした
本記事の作成にあたり、上記の全型式の製品ページとPDFカタログを対象に、本文中に「万円」「価格」といった金額情報が含まれるかをテキスト検索で確認しました。結果は次の通りです。
確認結果:価格の記載は1件もありませんでした
協働ロボット(CMZ12-01・CMZ05-01・MZS05-01)、汎用ハンドリング(MZ35F系・EC10)、パレタイジング(LP系・MK200)、重量物ハンドリング(MC系・SC700)、スポット溶接(SRA系)、シーム溶接(ST210F-01)、クリーンロボット(ST-CF系)のいずれの製品ページ・PDFカタログにも、本体価格・希望小売価格・参考価格の記載を確認できませんでした(2026年9月16日確認)。
これはデンソーウェーブのCOBOTTAが外部の「JSaaSストア」で価格を公開しているケースとは異なります。不二越の製品ページ・カタログには、外部の価格公開ストアへの案内も見当たりませんでした。正式な金額を知るには、不二越(ロボット企画部 TEL 076-423-5135)または販売代理店・SIerへの個別見積りが唯一の方法です。
本記事は「機種別の価格相場」「◯◯万円で導入できる」といった数値の断定を行いません。既存記事にあった「SA06D 200〜270万円」等の機種別価格表は、出典が確認できないため掲載していません。
省力化投資補助金「カタログ注文型」に不二越製品は登録されているか:公式データを直接検索
「不二越 ロボット 補助金」を検討する際にまず確認すべきなのが、審査なし・先着順で使える中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)の製品カタログに、不二越製品が登録されているかどうかです。公式の製品検索システムは製品カテゴリを1つ選んで検索する仕様のため、2026年9月16日に不二越の取扱分野に近い5カテゴリを1つずつ選び、製造事業者名に「不二越」を入力して個別に検索しました。
確認結果:不二越製品の登録は確認できませんでした
中小企業省力化投資補助金の公式製品検索システム(https://portal.shoryokuka.smrj.go.jp/cs/product-catalog/ )で、「アーク溶接ロボット」「パレタイズロボット」「プレス用多関節ロボット」「バラ積みピッキングロボットシステム」「プレス間搬送ロボット」の5カテゴリを対象に、製造事業者名「不二越」で2026年9月16日に検索したところ、いずれのカテゴリでも該当する製品は0件でした。
不二越が主力とする協働ロボット(MZ協働・MZS05)や汎用ハンドリング(MZシリーズ)に直接対応するカテゴリはカタログの選択肢自体に見当たらず、上記5カテゴリはいずれも不二越の取扱分野に近い応用カテゴリです。カタログの登録状況は随時更新されるため、本記事の数値は確認時点のスナップショットです。
カタログ注文型の補助率・補助上限額(公式値)
カタログ注文型そのものの制度は2026年3月19日に改定されています。現行(2026年3月19日以降)の補助率・上限額は以下の通りです。
| 従業員数 | 補助上限額 | 賃上げ目標達成時の上限額 | 補助率 |
| 5名以下 | 200万円 | 300万円 | 1/2以下 |
| 6〜20名 | 500万円 | 750万円 |
| 21名以上 | 1,000万円 | 1,500万円 |
出典:中小企業省力化投資補助金「カタログ注文型とは」https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/about/ (2026年9月16日確認)。対象はカタログに登録された製品等に限られ、交付決定前に購入した製品・交付決定前に発生した費用は補助対象外と明記されています。
カタログに登録されていない場合の選択肢
不二越製品のように現時点でカタログに登録が確認できない機種でも、次章で解説する省力化投資補助金の「一般型」やものづくり補助金であれば、個別の事業計画審査を通じて対象になり得ます。カタログ登録の有無は随時更新されるため、導入を検討する際は必ず不二越または販売代理店に確認し、あわせて公式の製品カタログ検索(https://portal.shoryokuka.smrj.go.jp/cs/product-catalog/ )でも最新状況をご確認ください。
不二越ロボット導入で検討できる補助金制度(公式の補助率・上限額)
不二越ロボットのように個別受注に近い設備投資では、カタログ注文型以外に「一般型」と「ものづくり補助金」が主な選択肢になります。いずれも事業計画に基づく審査があり、機種の登録有無に左右されません。
中小企業省力化投資補助金(一般型):個別現場に合わせた設備投資向け
一般型は、「個別現場の設備や事業内容に合わせた設備導入・システム構築」を対象とする区分で、外部のSIer(システムインテグレータ)と連携して設計する「ロボットシステム等」も対象に含まれると公式サイトに明記されています。
| 従業員数 | 補助上限額 | 大幅賃上げ特例適用時 |
| 5人以下 | 750万円 | 1,000万円 |
| 6〜20人 | 1,500万円 | 2,000万円 |
| 21〜50人 | 3,000万円 | 4,000万円 |
| 51〜100人 | 5,000万円 | 6,500万円 |
| 101人以上 | 8,000万円 | 1億円 |
補助率は中小企業1/2(最低賃金引上げ特例適用時2/3)、小規模企業者・小規模事業者・再生事業者は2/3です。
出典:中小企業省力化投資補助金「一般型とは」https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/about/ (2026年9月16日確認)
ものづくり補助金:製品・サービス高付加価値化枠/グローバル枠
ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、現行では「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」の2枠で公募されています。第23次締切は公募開始2026年2月6日、申請開始2026年4月3日17時、申請締切2026年5月8日17時というスケジュールが公式サイトに公表されています。
| 枠 | 従業員規模 | 補助上限額 | 補助率 |
| 製品・サービス高付加価値化枠 | 1〜5人 | 750万円 | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者及び再生事業者2/3 |
| 6〜20人 | 1,000万円 |
| 21〜50人 | 1,500万円 |
| 51人以上 | 2,500万円 |
| グローバル枠 | 従業員規模の区切りなし | 3,000万円 | 中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3 |
出典:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 総合サイト「公募要領概要版(第23次締切)」(2026年2月9日付PDF・2026年9月16日確認)。特例として、大幅な賃上げに取り組む場合は補助上限額を100万〜1,000万円上乗せ、最低賃金の引き上げに取り組む場合は補助率を2/3に引き上げる規定があります。
不二越ロボット導入で対象になり得る経費
いずれの制度でも、ロボット本体だけでなく、SIerに設計・構築を依頼する場合の機械装置・システム構築費が対象経費に含まれ得ます。何が対象経費になるかは制度・年度で異なるため、見積り段階でSIerに「補助金申請を前提とした経費区分」での見積書作成を依頼することが重要です。価格が非公表な不二越ロボットでは特に、本体・周辺機器・SI費を分けた見積書を早い段階で取得しておくことが、事業計画書の精度を高めます。
税制措置:中小企業等経営強化法の「経営力向上計画」認定
不二越の公式サイトには、ロボット製品ページとは別に「税制措置」というページがあり、次のように案内されています。
公式サイトの案内(要旨)
中小企業等経営強化法に基づき「経営力向上計画」の認定を受けた事業者は、計画実行のための支援措置(税制措置〈法人税・所得税等〉、金融支援、法的支援)を受けることができます。制度の詳細は一般社団法人日本ロボット工業会のホームページを参照するよう案内されており、対象となるナチロボットの型式と手続きの詳細は、最寄りの営業まで問い合わせるよう案内されています。
出典:不二越公式「税制措置」https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/products/rob/tax_benefit.html (2026年9月16日確認)
補助金と税制優遇は別の制度であり、両方を組み合わせられる場合と組み合わせられない場合があります。中小企業経営強化税制の対象設備の要件・手続きの一般的な考え方はロボット導入の税制優遇メリットガイドで解説しています。不二越ロボットが具体的にどの型式で対象になるかは、上記の公式案内どおり、最寄りの営業窓口(ロボット企画部 TEL 076-423-5135)に確認してください。
申請の公式ルール:交付決定前発注は対象外・相見積もりが必須
不二越ロボットに限らず、これらの補助金に共通する最重要ルールが2つあります。この2点を守らずに進めると、補助金を受け取れなくなる可能性があります。
1
交付決定前の発注・購入・契約は補助対象外
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)の公式サイトでは、補助対象外となる経費として「交付決定前に購入した省力化製品」「交付決定前に発生した費用」が明記されています。交付決定の通知を受け取る前に不二越ロボットを発注・契約してしまうと、その経費は補助対象になりません。
2
一般型は原則2者以上の相見積もりが必須
中小企業省力化投資補助金(一般型)の公式フローでは、STEP4「相見積もり/事業者選定」として「(補助金交付候補者として採択後)交付申請手続きの際には、本事業における発注先の選定にあたって、入手価格の妥当性を証明できるよう見積書を取得する必要があります。また、原則として2者以上から同一条件による見積をとることが必要です」と明記されています。不二越製品を扱う複数のSIer・販売代理店から同一条件で見積りを取得してください。
出典:中小企業省力化投資補助金「カタログ注文型とは」(補助対象外経費)https://shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/about/ 、「一般型 応募申請・交付申請の流れ」(STEP4)https://shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/flow/ (いずれも2026年9月16日確認)
実務上は、(1)事業計画・見積りの準備、(2)応募申請、(3)採択、(4)SIer・代理店からの相見積もり取得、(5)交付申請、(6)交付決定、(7)ここで初めて不二越ロボットを発注、(8)導入・実績報告、(9)補助金交付、という順序で進めることになります。全体の申請フローはロボット補助金の申請フロー完全ガイドでも時系列に整理しています。
SIer・販売代理店の探し方とアフターサポート
不二越は全国に営業拠点とサービス拠点を公式に案内しています。北陸支店(富山市石金・ナチ北陸ビル)のほか、東日本支社(東京都港区)・中日本支社(名古屋市)・西日本支社(大阪市)など全国に営業所・サービスセンターがあります。ロボットに関する問い合わせは「ロボット事業部 ロボット企画部(TEL 076-423-5135/FAX 076-493-5252)」が案内窓口です。
出典:不二越公式「営業・サービス拠点」https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/products/rob/service.html (2026年9月16日確認)
不二越は「ナチロボットエンジニアリング」というブランドで、据付け・ティーチングから、ロボットスクール(カリキュラム・開催場所を公式に案内)、SIer業務に相当するシステム・エンジニアリング(ロボットシステム設計・周辺機器・オフラインプログラムシステム)、保守・点検(スペアパーツ・定期点検・オーバーホール・会員制の夜間対応サービス)まで一貫したサポート体制を公式に案内しています。
出典:不二越公式「ナチロボットエンジニアリング」https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/engineering-robo.html (2026年9月16日確認)
金額の安さだけでSIerを選ぶと、安全規格・法令対応や補助金の実績報告で問題が起きやすくなります。労働安全衛生規則・国際安全規格(ISO 10218・ISO/TS 15066)への対応力を含めたSIer選定の考え方は協働ロボットSIerの選び方2026で詳しく整理しています。産業用ロボット全般の見積り比較は産業用ロボット価格・見積もりの記事、見積もりの取り方は協働ロボット見積もり比較2026、本体以外にかかる費用の内訳は協働ロボット価格の内訳で公的資料をもとに整理しています。
申請・導入でよくある失敗パターン
不二越ロボットの補助金申請で起きやすい失敗を、本記事で確認した公式ルールに基づいて整理します。
よくある失敗パターン
- 採択発表を待たずに発注してしまう:交付決定前の発注・購入・契約は補助対象外です。SIer・代理店との契約書・発注書の日付が交付決定日より前になっていないか必ず確認してください
- ネット上の機種別価格情報を公式な金額だと誤解する:不二越の公式サイト・カタログには本体価格の記載がありません。第三者サイトや古い情報に掲載された「◯◯万円」という数値は、出典・時点が不明であれば参考にせず、必ず不二越または代理店に個別見積りを依頼してください
- カタログ登録済みだと思い込んで申請する:本記事で確認した通り、2026年9月16日時点で不二越製品は確認した5カテゴリでカタログ注文型への登録が確認できません。カタログ注文型を前提に申請すると対象外になる可能性があります
- 相見積もりを1社分しか取らない:一般型は原則2者以上の同一条件見積りが必要です。SIer1社だけに依頼して進めると、交付申請の段階で書類不備になることがあります
- 本体価格だけで総事業費を見積もる:エンドエフェクタ・安全柵・SI費・ティーチング費を含めない見積りで事業計画を立てると、実際の総事業費が想定を大きく超えることがあります
- 税制措置と補助金を混同する:中小企業等経営強化法に基づく税制措置と、省力化投資補助金・ものづくり補助金は別の制度です。対象設備の要件も異なるため、それぞれ個別に確認する必要があります
これらは公式サイト・省力化投資補助金の公式ページに明記されているルールと、本記事で直接確認した公式データから整理したものです。個別の事業計画の可否は、専門家(中小企業診断士・行政書士・認定支援機関等)に相談することをおすすめします。
まとめと不二越ロボット関連記事
不二越(NACHI)ロボットの本体価格は、確認した全機種で非公表であり、正式な金額は個別見積りが必要です。補助金活用を検討する場合は、まず省力化投資補助金のカタログ注文型に該当機種の登録があるかを都度確認し(2026年9月16日時点で確認した5カテゴリでは登録なし)、登録が確認できない場合は一般型・ものづくり補助金など審査を伴う区分を検討してください。いずれの制度でも、交付決定前の発注は補助対象外、一般型は相見積もりが必須という公式ルールを守ることが前提になります。
出典・参考情報
最終更新日: 2026年9月16日。補助金の補助率・上限額・公募スケジュール・カタログ登録状況・不二越の製品仕様は変更される場合があります。必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。本記事は特定機種の価格を断定するものではありません。